カラアゲの迷走

30代半ばで人生の方向性を見失った男(カラアゲ)による子育て、バスケ、スニーカー、ファッション、その他もろもろにブツブツします。

置いてけぼり

こんにちは、カラアゲです。
今日も涼しおますね🍂

先日のニュースで、
低所得家庭が多い地域の(小?中?)学校に
教師を増やす方針を
国が打ち出した、とのことです。
予定人数は全国で2000人ほど。
放課後の課外授業で、
塾に通えない児童の
学習サポートを行い、
貧困の連鎖を断ち切る、
という目的があります。

「親の収入と子供の学力は比例する」
と最近は言われますが、
この根っこは
格差社会問題」と繋がっています、

親の収入が低い
   ↓
子供が塾や有名私立学校で
充分な教育を受けられない
   ↓
学力で置いていかれる
   ↓
有名大学に進学できない
   ↓
就職競争に勝てない
   ↓
収入低い
という感じでしょうか。
飛躍し過ぎかもしれませんが。

悲しいかなその傾向は有ると、
僕も思います。

また努力してそこから抜け出したくても、
それを許さない社会構造も存在します。

家の経済的な都合で
中学、高校を卒業して
社会に出る準備も出来ていないのに、
すぐに働かなくてはならない若者。
日雇いや、危険な仕事ではなく
安定収入が望める勤め先に
転職したくても、
経歴や学歴を理由に断られる。
過去は変えられないのに、
過去でしか判断してくれないから、
いつまでもその人は安定収入には
辿り着けない。
勉強したくても、
長時間労働や、家庭の問題もあるので、
時間が割けない。
こんな状況の人に
「努力が足りない」なんて言えますか?
浮上するきっかけがない、
希望が無いんです。
そんなの、
生きてても辛いだけですよね。
幸せじゃない。

学校って単に学力を上げるための
場所でしょうか?

子供たちが社会に出る準備をする場所
であるべきでは?と思うんです。

「一生懸命勉強して、
    良い学校入って、有名大学入って、
   高いお給料がもらえる仕事につく」
これが根底に根付いてるんでしょうか。

誤解を恐れずに
僕の考えだけ勝手に言うと、
学校で教える内容を変えるべきです。
大幅に。

僕らがやってきた勉強って、
僕にとってはテストの為の勉強でした。
実社会に出て役に立ったこと、
それは小学校のうちに大体習ってたんじゃないかなーって思うんです。

余りにも「学力」という面に囚われて、
社会で生きるのに本当に必要な知識かどうか、については正直疑問です。

自分も含めてなんですが、
社会についてあまりにも無知なままに
進路選択を迫られていると思います。
  • 世の中にはどんな仕事があるか。
  • 税金や行政などの社会構造。
  • 道徳。
  • 自国の歴史
ここらへんはもっと
ちゃんと勉強しとくべきだったなー
と大人になって僕は思いました。

日本で生きるのに、
全ての人が理解しておかなければいけない最低限必要な知識と選択肢。
これは平等に与えられるべき
だと思うんです。
それを理解するには、
他教科の基礎がしっかりなければ
ダメですね。
だからそこまでは徹底的にやるんです。
必要最低限は。
そしてそこからは、
職業について理解を深める授業。
  • こんな仕事がある
  • この仕事はこんなことをやる
  • この仕事はこんな面がある
  • この仕事につくにはこんな知識が必要
そしてどの職業の人でも
関係無く知っておくべき、
税金の仕組みや、
国政、司法の仕組み。
あと経済について薄くでもいいから、
新聞を読めるくらいの知識が必要です。

道徳。
生命の重さや、家族の大切さ、
人と人との繋がりなど、
家庭での指導も限界があるので、
学校でも集中的に教える。

そして自国日本の歴史。
これは役に立つかというより、
知らないと恥ずかしいですよね。

これを学んで、選択肢を提示した上で、
どう生きていきたいかを
選んでもらう。
中学、高校の学習内容は
ベースとしては
必須では無いと思います。
それでも知識を深めたいという
希望者だけで良いと
思うんです。

各国の子供の平均学力を
国対抗で争うのであれば、
負けてしまうかもしれません。
日本国内では県別学力を発表して、
ランキングをつけてますが、
それに何の意味があるのでしょうか?

国民にとって何の役にも立たないランキングを争うよりも、
一人でも不幸な人、
置いてけぼりの人を減らすという視点で
教育を見直して欲しいです。

教育って難しいですよね。
こうすればイイじゃん!って
答えなんかあるわけが無い。
だって人間相手ですから。
子ども相手ですから。
一人一人違って当然です。
でも親の収入や、住んでるところで
教育の質が違うのは
オカシイと思うんです。
自分の子どもが
社会から置いてけぼりにされるのは
絶対にイヤだ。

そいぎんねー
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